バレンタインといっても、私にとっては嫌な思い出しかありません。

どんな嫌な思い出かというと、私が20歳の時に、パートで働いている会社の上司に「お世話になりました」の意味でチョコレートを渡した時の事です。その会社は、上司は男性ですが、私の同僚の人は女性ばかりです。他の女性社員の時、上司は素直にチョコレートを受け取っていましたが、いざ私がチョコレートを渡す時、血相を変えて怒りだし、「お前のようなデブで、ブサイク女にチョコレートをもらってもうれしくないッ!!」と言い放ち、私の目の前でチョコレートを床に叩き付け、足で踏みつぶした後、ゴミ箱に捨ててしまいました。

他の人は素直に受け取っておいてどうして私だけ・・・、という気持ちになりすごく悔しくて、夜もまともに眠れませんでした。確かに私は太っていて、顔も決して美人とは言い難い顔だと自分で認めています。私がチョコレートを渡すだけで、その上司の気に障るようなことをしたのかなと、10年以上経った現在でも考えています。

だから、バレンタインデーが来るたびに物凄く嫌な思い出が甦ってくるのです。あれから、何年かたって兵庫県の西脇市に引っ越しして、そこの近くの会社でパート社員として働くことになりました。そして、バレンタインデーが来るのですが、あの嫌な思い出があるので私は「どんな相手であろうともう誰にもチョコレートを渡さない!」と心に決めました。

どんな相手と書きましたが、男友達を始めとして、父や親戚も含みます。案の定他の社員の人は、チョコレートを渡す準備をしていましたが、私だけは何の準備もしませんでした。他の社員の人が準備をしない私を見て、「○○(←私の苗字)さん、チョコレートは渡さないの?」と聞かれ、私は「誰にも渡さない事にしてる」と言いました。そして、目の前で捨てられたことを話すと、「それは酷い、その男(ひと)、非常識やな!」と怒ってくれました。

現在でもバレンタインデーとなると自分用のチョコレートだけ購入して、男性に渡すようなことはしません。例え父や親戚といった身近な人でも。これからも、例えお世話になった人、あるいは(一方的に)好きになった人でもチョコレートは渡さないでしょう。あの嫌な思い出が完全に消えるのはいつのなるだろうかと、思うばかりです。