私にとって想い出のバレンタインは大学3年のときでした。それまで、あまりバレンタインっていい想い出なかったですが、この年はいい想い出になりました。

当時、私は遠距離恋愛をしていました。東京と岡山です。ごくごく近しい友人にはそのことを話していましたが、そのほか、親にも秘密にしていました。バレンタインも当然離れ離れで、一緒に過ごす予定もありませんでした。私としてはバレンタインの2月14日に近い日に会ってプレゼントをもらっていたしそれで十分でしたが、彼女はどうしてもチョコレートを送りたかったようです。

でも、チョコが突然家に届いたら親にばれちゃうし、それがきっかけでうまくいかなくなっても嫌だから私としては遠慮していたのですが、2月14日に私宛に宅配が届きました。クール便でした。もちろん中身は彼女からのチョコレート。何が入っているか分からないように気を使って包んでくれていたのが嬉しかったです。そして、しかもそのチョコレートは手作りのチョコレートでした。手作りのチョコレートは初めてもらったので、嬉しかったです。と同時に彼女に悪いことをしたなあ、と思いました。遠慮しないでちゃんともらえば良かったと。きっと手作りのチョコレートを食べて欲しかったんだろうからです。そういう予定があったから、どうしても送りたかったんだなと彼女の気持ちがわかり、ますます気持ちが深まりました。だから、とても印象に残っているバレンタインです。

その後、宅配便の宛名と中身等のゴミから、私が遠距離恋愛をしているのは親にも結局ばれてしまいましたが、特に触れずにいてくれたので良かったです。親が反対しても別れる気は無かったですが、何かあったとき挫けていたかもしれません。遠距離恋愛は本当に大変ですからね。

今ではその遠距離を乗り越え、彼女も東京で暮らしています。私にとっても遠距離を乗り越えるきっかけになったバレンタインなのかも知れません。