バレンタインの想い出はいろいろあります。
一番最初にチョコレートを渡したのは小学生のころでした。いつも一緒に遊んでいる男友達数人です。用意したのはスーパーに売られている普通のチョコレートです。1個が100円ほどの小さな小さなチョコでした。笑ってしまいそうなくらい貧相な、義理にも程があるだろうと思ってしまうくらいのチョコでした。でも一つだけは違っていました。少し大きめです。といっても値段は500円もしなかったと思いますが。それは当時好きだった男の子用です。
小学生ながらも差をつけなくてはと思っていたのでしょう。でも皆一緒にいる時に普通に手渡したような記憶もあり、今考えるとドキっとしてしまいます。そして楽しみなのはお返し。義理であげたチョコに対して、とても丁寧に渡してくれる子もいて、性格が表れているなあと思っていました。申し訳ないくらい立派なお菓子の詰め合わせなんかもあったりで。でも肝心な本命の男の子からはなかなかお返しが貰えなかったんです。そして何を思ったか、私は何度も催促をしていました。まだ?まだ~?と。いやな女の子ですよね~。うるさいなあと思ったのでしょう。ちゃんとお返しをくれました。小学生同士なので付き合うもなにもないんですけどね。それでも充分満足でした。
それから数年経ち、高校生になった私はひとつ年上の男性を好きになりました。同じバレーボール部の先輩でした。学校の校舎は別棟だったのですが、中庭を挟んで向かい合っていたので休み時間になると時々姿を見ることができます。先輩を見つけられた日はとても嬉しくてHappyでした。なかなか姿が見えないと今日は休んでるのかなあと心配になったりで。片思いでしたが、そんな日々がとても楽しかったですね。そしてもうすぐバレンタイン。皆がいろいろ計画をしている中、私もどうしようか悩んでいました。でも彼にはちゃんと付き合っている彼女がいました。渡すのは自由だけど、でも渡す勇気がありませんでした。好きという気持ちすら伝えられないって切ないなあと思いましたね。その後いろいろありましたが、今ではとってもいい想い出です。