彼と付き合って初めてのバレンタインのことはよく覚えています。まだ若かったので、一生懸命難易度の高いチョコレートケーキに挑戦し、二人で食べました。それなりにおいしく、思い出に残っています。

でも私が本当に嬉しく思ったバレンタインは、その彼と結婚し4年たった去年のバレンタインです。去年のバレンタイン、長女は3歳でした。娘はニュースやスーパーでバレンタインの特集をやっていたので、何となく「好きな人にチョコをあげる日」ということは分かっていたようです。その娘に「パパにチョコをあげたいの。ママ、一緒に作ってくれる?」とお願いされました。もちろん私は一緒に作ることを約束しました。

そしてバレンタイン当日、二人で台所に立ちました。何度も「パパには内緒ね。」と言っていましたが主人は当然知っていて、それでも知らないふりをしてあげていました。実際に作り始めてみると、まだまだ3歳の娘です。ほとんど何も手出しできるようなところはありません。それでもいろいろとやりたがり、私の方がだんだんイライラしてくるくらいでした。

そうしてハート型のカップに溶かしたチョコを流しこんだだけの、バレンタインチョコができあがりました。チョコが固まる前に娘にトッピングをさせて、完成です。娘が初めて作ったバレンタインのチョコでした。それも娘にとっては初めてのお料理になったのです。私も本当に嬉しくて、全て写真に撮りました。

そして娘が主人に恥ずかしそうにチョコを渡しました。「パパ、いつもお仕事ありがとう」と、一言付け加えて。主人はとても嬉しそうで、娘を抱きしめていました。見ている私も涙が出そうになってしまいました。早産で生まれて、心配で心配で仕方なかった赤ちゃんの時代から、こんなに成長したんだな~と、しみじみ感じました。

娘が作ったチョコはガタガタで、トッピングもめちゃくちゃでしたが、当然味は最高でした!!家族みんなで本当に幸せな気持ちになれたバレンタインデーだったと思います。今年もまた娘とチョコを作ろうと思っています。