バレンタインデーは、今では好きな男性にチョコレートを贈る日というよりも、身近な男性に義理でチョコレートを贈る日になってしまいました。
それでも、身近な男性に贈ってそれなりに喜んでいただき、ホワイトデーにお返しをいただくと、たとえそれがお返しであっても、プレゼントはうれしいものです。
そんなふうに、チョコレートやお菓子のやり取りであっても、一年に一度の避けては通れない必要な年中行事だと割り切っています。コミュニケーションのひとつだし、それが少しでも人間関係の潤滑油になってくれるのなら、バレンタインデーの行事に乗っかって、楽しんでしまおうと思っています。
バレンタインデーの想い出はたくさんありますが、義理チョコの苦い想い出を書きたいと思います。スーパーの品出しのアルバイトをしていたときです。たくさんの男性職員がいるので、バレンタインデーはどうしたらいいのか、先輩のアルバイトの女性に相談しました。何人かの方に相談したのですが、アルバイト職員同士は少しでも上の地位に行きたくて競争しているので、バレンタインデーも個人でする、ということでした。余談ですが、上司や店長には高価なケーキを贈っていたりする光景を見ました。
私はその競争に加わる気はなかったので、担当部署の5人に相手がお返しに困らない程度のチョコレートを贈ることにしました。ひとり525円のチョコレートを、「お返しとか、気を遣わないでくださいね」と言って渡しました。nお返しなど、全く期待していなかったのは本当です。でも、5人が5人とも小さなアメひとつのお返しもくださらなかったのは、正直ちょっとショックでした。
バレンタインデーに贈って、ホワイトデーにいただいて、お互いの関係を認識しあう、そんな図式が自分の中に当たり前のようにあったみたいです。小さなものでもホワイトデーにお返しをいただくと、その人が自分の事を大切に考えてくださっているのだと、感じることができるものです。
あれは今思い出しても本当にがっかりな想い出です。