わたしにとって、バレンタインで印象深い思い出…というより現在の私にとってのバレンタインとは、という話だが。
結婚する前は、いってみればバレンタインなんて、オリジナリティのカケラなんてこれっぽっちもなかった。デパートの地下にある特設コーナーで友達と一緒に物色するのは、もちろん楽しいことは楽しい。
けど結婚して、しばらくして子供が生まれて、そして少しずつ子供が成長する。すると、あるときから子供と一緒にチョコを手作りすることになる。ママと一緒にチョコ作り。しかも小さい子供が作るとなると、それはもう「好きな男の子へ…」な訳はない。このお友達にあげるなら、この子にも、ならこの子にも。あげく、ならこのおじちゃんにも…。当然両方のおじいちゃんにも。そうなると、いつもお世話になっているバスの運転手さんにも、近所でいつも会う犬の散歩のおじちゃんにも…となる。
もう子供のいうことなので、これはもう仕方なく、人数はエスカレートするばかり。個々には、金銭的には高い訳でもなく、ささやかな仕上がりなのでついつい…。いつだったか、バレンタインが先祖のおじいさんの法事の日だったので、来客全て&お坊さんにまで手作りチョコを用意したときはもう…量が多くて大変だった。完全に苦行。で、たまたまお坊さんが当日用意されていたお説教が、運悪く「近年のバレンタインという風潮はいかがなものか」という具体的なありがたいお話だった(泣)。何と言うタイミングのいいことだったろうか…。
子供は華のある役まわりだが、影で地味に作るのは…それは母だけでは無理で、父も駆り出された。特に一番力があるのは男性である主人なので、ついつい一番地味で疲れる<チョコをまず削る>仕事は7割パパの仕事になった。我が家ではバレンタイン=パパの仕事。大人2人は肩コリでヘトヘトになった。毎年そうで、2月は肩コリ月間である。