バレンタインの想い出といえば、あれは忘れもしない、高校1年生のときことです。

バレンタインデー当日の朝、当時好きだった隣の席の女の子が、突然私に話しかけてきました。朝からバレンタインを意識しまくっていた私。これはもしかして何かある?!という淡い期待とは裏腹に、彼女の口から出た言葉は、「〇〇ちゃんが、今日チョコを用意してくれてるみたいだよ!ちゃんと受け取ってあげてね!」

突然のことで私の頭は真っ白に。それまで女の子にチョコレートをもらったことはなかったので、すごく恥ずかしくて、そしてうれしい気持ち。同時に、あれ?あなたは私にくれないの!?という残念な気持ち。うれしさとがっかりが同時に襲ってきました。

好きだった女の子は、良かったねと言ってくれます。本当に良いのかな!?と思うものの、そこは思春期の男の子。やっぱりうれしくて、その日はず~っとそわそわしていました。そして、友達に冷やかされたり、からかわれたりしながらも、何とかチョコレートを無事に受け取って帰宅。

いただいたチョコレートは手作りで、もったいない気持ちからなかなか手がつけられず、ニヤニヤしながら、隠していた自分の机から出したりしまったり。ようやく食べてみると、本当においしい!それでもほんのちょっと頭にちらつくのは、好きだったあの子のこと。

そして翌日。その子は私に会うなり、「ちゃんと食べた?お返ししなきゃダメだよ!」と、満面の笑顔で話しかけてきました。その笑顔を見た瞬間、あ~、これはきっと私のことなんか何とも思ってないんだな・・・と悟り、急激に切なくなってしまいました。

結局その後、気持ちを伝えたりすることはありませんでした。今思い出してみると、気持ちがフラフラしている感じは否めませんが(笑)、若かった青春時代。うれしさと切なさを同時に味わったあの日のことは、私の一生の思い出です。