想い出のバレンタインというものは、ほとんどありません。周りの人達から聞くことはいろいろあります。ある人はいつも市販のものしか相手にあげていなかった人が、他の人をうらやましがっていたので、かわいそうだからと一生懸命チョコクッキーを作ってあげて渡したという思い出を聞いたことがあります。
そのほかにも相手がケーキなどを作る料理人で、毎年手作りを必死で作って渡してるけど、全部作り方や味をプロの立場からダメだしされたり、一か月分の給料を費やしてプレゼントを渡したりと多くの人ががんばってできるだけバレンタインを良いものにしようとがんばっている日だと思います。
渡す側もすごくがんばっている日だということを知っていますが、ただ何もがんばっていないようでもらう側の男性たちもひそかにがんばっていることがあります。その時期になるとその日のことを少しずつ意識し始めて、何かともらいたい相手に気を使ったり、よい印象を与えようと努力したりし始める人が出始めたりします。
そして、その日になるとバレンタインのプレゼントをもらうことを期待して、学校では靴箱を慎重に確認したり、机の中を緊張しながら確認したりする人もいると思います。ほとんどの周りの人がプレゼントをもらうことがないのでなかなかどういうものか気をつけてみるということはありませんがただ1つの思い出のクリスマスは私の場合は日本でのものではありません。
たしか外国で暮らしていたころのことで、ヨーロッパを旅していました。日本のそういったイベントのことにはあまり関心を寄せていませんでしたが、オーストリアのウィーンを旅していたときがちょうどバレンタインの日でした。冬の寒さで多くの花は枯れていて土がむき出しになって最も美しいときの面影しかない町並みでした。それでも今思うと宮殿や音楽の歴史などバレンタインの雰囲気を暖めるのにはすばらしいロケーションだったのではないかと思います。思い出に残っています。