私の想い出のバレンタインと言えば、もう20年以上前になりますが、高校生の頃の想い出ですね。

高校3年の秋になり部活も引退して、私は受験勉強を守るために毎晩学校に居残って勉強したり、朝早くから登校して、寒くなっていく中、ストーブをつけて勉強をしていました。そんな中、私には当時好きな同じクラス同級生の子がいて、その子も早く登校してくるので、ちょっとドキドキしながら教室を温めるために、毎朝ストーブをつけていました。少しでも快適に勉強してもらうために。そして少しでも二人きりで、会話ができる時間を私は毎日楽しみにしていました。そんな事を毎日繰り返して、私の中の思いはどんどん深くなっていって、とうとう彼女に「好きです。」と告白しました。彼女はちょっと驚いた顔をしましたが、「私のことをそう思ってくれる人がいるのはうれしいよ。」と言ってくれました。でも、最後の自信が持てなかったんですよね、、。付き合ってください、とは言えませんでした。その後も、同じような毎日が続いて、でも受験も近くなってきて私は彼女を励まそうと決めて、当時は携帯電話なんてなくて、家で電話するのも恥ずかしかったから、公衆電話ボックスまで自転車を雪の中走らせて、彼女と会話のキャッチボールを繰り返しました。

ある日、2学期も最後の日、彼女の表情が凄く悲しそうだったので、心配になっていつものように電話ボックスで電話をかけたところ、彼女が泣きながら、「志望校に受からなかった、、。どうしていいか分からない。」と話してきました。私は、とにかく今は辛いけどまだ受験する学校もあるし、自分も頑張るから互い諦めずに頑張ろうね、と言って、後はバカな冗談を言って、最後は電話口の向こうで笑ってくれたので本当に安心しました。

そして、バレンタインになりました。私は受験を終え、学校に戻り、朝階段で彼女に会いました。その時、彼女はチョコレートを取り出して、「今日がどんな日か私は知っているからね。」と、私にプレゼントしてくれました。どんな気持ちで彼女がチョコを渡してくれたのかは未だによく分かりませんが、とにかく彼女も合格して、自分の気持ちが少しでも伝わったかな?って思ったら、なんだかとても嬉しかったですね。そんな青春の想い出を古くなったアルバムのようにバレンタインの季節になるとふと思い出します。今頃、あの子はどうしているかなあ?って。それが私の一番想い出に残っているバレンタインです。