あれは忘れもしない、中学二年生の時のバレンタインの少し悲しい思い出。
当時、一方的に想いを寄せていたTさん。
このTさん、小学校5年生の時に転校してきたのですが、一目見るなり衝撃が走り、一瞬にして恋に落ちてしまいました。
所謂“一目惚れ”ってやつですね。
コントやバラエティ番組では男性が女性に対して一目惚れをするシーンをご覧になった経験があるかもしれませんが、まさにあんな感じで突然恋の季節が私にやってきました。
それ以来、学校でも家でも頭の中はTさんでいっぱい(笑)。小学校では同じクラスになる事がなかったので、よくTさんのいる隣のクラスまで休み時間になれば遊びに行ったものでした。
月日が経って、Tさんと同じ中学校に進学。そこで初めて、同じクラスになっている事に気がつきました。クラスメイトとして同じ教室で授業を受け、給食も食べ、休み時間にはTさんをチラチラと見て意識する事も(笑)。
ですが、自分からTさんに対して想いを伝えた事はありませんでした。ですが、Tさんは薄々僕の気持ちを感じておられたんじゃないかなって思います。
というのも、クラスメイトと恋バナで盛り上がる事だってありますし、「誰が誰に恋をしている」っていうのは、人数が少ない学校だったせいもあり、知れていたように感じるんです。
相変わらず成就する事のない恋。
中学二年の冬、その恋は突然終わりを迎える事に。というのも、Tさんが一個上の先輩Mさんとお付き合いする事になったと友人から聞かされたからです。
四年に及ぶ恋の終わり。辛くて暫くは元気もありませんでした。それを見かねたのでしょうか(笑)、Tさんの友達が私に「バレンタインだから義理チョコでもあげたら?」と言ってくれたそうなんです。
M先輩にあげるチョコレートの残金で頂いた「義理チョコ」。ちょっぴりほろ苦い味がしたように思います。少しずつ思い出も色褪せてしまうかのような今日この頃ではありますが、あのバレンタインの思い出は忘れる事がないでしょう。